2022.09.14
竹田看護専門学校 専任教員 永井 純 (ながい じゅん)
本校には小さな図書室があります。図書室には『プチナース』や『ナーシングキャンパス』などの看護学生向けの本があります。また『月間ナーシング』や『エキスパートナース』など、臨床で働いている看護師向けの本もあります。小さいながらも医療、看護、福祉分野の本が充実しています。
学生は講義や実習でわからなかったこと、もっと学びを深めたいことなどの調べ学習に図書室を利用しています。例えば、ある学生は午前8時前には図書室でひとりレポートをまとめています。また、ある学生は帰りの電車時間までの間、図書室で調べものをしています。
こう書くと学生は専ら学習のために図書室を利用しているかのようですが、もちろんそればかりではありません。図書室には『推し、燃ゆ』や『九十八歳、戦いやまず日は暮れず』など、話題の小説やエッセイもあります。「土曜日、日曜日に時間を見つけて読んでいます」と読書好きの学生は話しています。
より豊かな言葉やイメージによるコミュニケーションの力を養ってくれるのは読書であり、個人の内面を広げ、深めてくれるのも読書です。本校のこの小さな図書室は、学生の学習や豊かな読書体験を支える大切な場となっています。
小さいながらも専門書が充実している図書室
(ふれai VOL.174 2022年9・10月号 竹看通信 VOL.28より)