少子高齢化社会と言われて久しくなりますが、今後もこの傾向は続いていくものと思われます。
前学校長が「看護師は専門職として医療、看護に重要な役割と責任を担いながら
社会に貢献するという生きがいのある職業である」と述べておられましたが、
高齢化は看護や介護の必要性を高めていく一方ですから私も全くその通りと考えます。
しかし他方、少子化の影響で看護師の人数の不足が深刻な問題になっている現状もあります。
ところで、看護師の国家試験は資格試験であって
選抜試験ではないということをご存じでしょうか。
例えば、100人の定員で100点の人が100人いれば98点の人でも落ちてしまうのが選抜試験ですが、
合格点が決められそこに達すれば全員が合格できるのが資格試験です。
だから、看護学校に入学した時点で、同期の人も先輩も競い合うライバルではなくて、
目標に向かって協力し合う仲間になるということです。
また、人数が不足しているということは、
現在就業している人たちの負担が増えるというマイナスの面もありますが、
逆に就職活動に精力を使わなくても就職に困らないということでもあります。
さらに言うならば、人数が増えれば多くのマイナス面はほとんど解消されます。
以上から、多くの人が看護師を志望してくれること、
竹田看護専門学校に入学してくれることを願っています。